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ポスト資本主義社会の教育を創る

デモクラティック・スクールのことを多くの人に伝えたい、共にスクールを立ち上げてゆく仲間を募りたい、という思いで勉強会を企画・開催してきました。でも、その過程で一番多くの学びを得たのは、主催者でありナビゲーター役を務めた私自身であったことに気がつきました。

デモクラティック・スクールについての理解を深めたことはもちろんなのですが、より大きなテーマが見えてきたのです。

一つは、義務教育制度を整理する中で分かった、本当の意味での「教育への権利」の実現です。それは、学校を選ぶ権利、学校を作る権利まで保障された完全な形での、ということです。デモクラティック・スクールを立ち上げるということは、現行法上は非正規学校というグレーゾーンに子ども達を巻き込むことになりますが(もちろん、保護者や本人の同意の上で)、それは、権利実現のための一つの創造活動である、という認識に至りました。

もう一つは、ポスト資本主義社会における教育の創造です。ここ数年で資本主義経済が大きく変容しようとしていることは、多くの人々が指摘しているところです。旧来の大衆教育・強制教育は、産業革命以降の資本や国家の要請に拠るところが大きく、北欧や一部のユニークな教育哲学に基づく実践を除けば、一定の知識を教え込むことが主眼となってきました。しかし、システムの崩壊と共に、教育もまた変わらざるを得ないと予感しています。

変化の波の中で、大切なキーワードとして思いつくのは、地球や自然からの搾取から「共生」へ、競争から「調和」へ、知識偏重から「創造・気づき」へ、無関心から「愛」へ、疎外から「つながり・絆」へ、強制から「自己動機」へ、そして、「信頼」、「尊重」。

デモクラティック・スクール翼では、新しい時代の空気を創っていきたいと思います。もはや「資本主義への戦い」ではなく、「ポスト資本主義社会の創造」なのだとようやく気づきました。子ども達と共に。新しい命と共に。

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