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2009年12月

ただあなただというだけで・・・

デモクラティック・スクールのキーワードは、尊重、信頼、そして愛。*1

そのことを思いつづけていたら、「ただあなただというだけで他になにもいりません。」 という一文に出あいました。*2 そして、原点は、赤ちゃんとお母さんにあることを思い出しました。それは、赤ちゃん自身のことではなく、赤ちゃんからお母さんへの愛です。すっかり忘れてしまっているけれど、私たちは、生まれながらにして愛する存在だったのですね。

「かつて赤ちゃんと過ごしたあなたへ・・・・・・あなただというだけで受け入れられた日々が、今のあなたを支え、いつも勇気づけてくれます。」

私事になりますが・・・私は、物心ついた頃には、「ただわたしだというだけ」では許されないように感じていました。成長するにつれてそのプレッシャーも大きくなり、勉強も頑張って、部活も頑張って、家事の手伝いもして・・・それでも両親から褒められることはほとんど無かったし、常に向上心を持つよう育てられたので、自分に満足するということはありませんでした。今のままではいけない、と絶えず完璧主義と不足感に苦しみ、自分は取るに足らない人間だと本気で思っていました。いつも「誰か」の評価を気にして生きていました。

それでも幸運なことに、「頑張らなくていいんだよ」という彼と出あって結婚し、子どもを授かりました。子どもたちは、こんな私でも、まるごと受け入れ、求め、愛してくれました。ただわたしだというだけでいいのです。そのことに、どんなに救われたことでしょう。そして、子どもたちと過ごす中で、「今、ここ」を感じ、味わい、感謝することを学びました。

いま生きてここにあることが奇跡の連続の上に成り立っていること。私は流産を2回経験することによっても、そのことを学び痛感する機会を得ました。お空に帰っていった天使たちにも支えられて生きています。

「こどもたちへ・・・・・・いきている、ただそれだけで、たいせつなたいせつなたったひとりのあなたです。」

「かつて赤ちゃんだったすべての人へ・・・・・・忘れないでください、たとえ今はそう思えなくても、誰もが『たいせつなあなた』だということを・・・・・・・」

すべての子どもたちに、すべての人たちに、そして自分自身に伝えたいメッセージです。自然に、心からそう思える場を創りたいと思います。

学校を創ろう!私は、拳を振り上げて言っているのではありません。その手を広げて、輪=和になろう。そのために行動しています。現実には、いろいろ複雑なことが沢山出てくるかもしれません。でも、原点に立ち返ることで、再び前進する力が与えられると信じています。

*1 念のためお断りしておきますが、この活動は特定の宗教や政党に属するものではありません。

*2 『おめでとう たいせつなあなたへ』(いとうえみこ・文、伊藤泰寛・写真、ポプラ社)裏表紙見返の著者メッセージ(引用は全て同じ)

第2回デモクラティック・スクール勉強会

デモクラティック・スクール勉強会(第2回)を企画しました。

皆さまのご参加をお待ちしております。

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と き: 2010年1月30日(土)
13:30~(15:30終了予定)

ところ: 岩手大学図書館 1階 会議室
(正門を入って直進し、右手の建物です。駐車場あり。
会議室は、建物に入って右手奥の部屋です。)

内 容: 日本におけるデモクラティック・スクールの実践
        ―――全国に芽吹く新しい学びの場
日本で既に活動しているデモクラティック・スクールの実践例を見ながら、子どもたちの日常、既存の学校との関係、スクールの運営などについて取り上げます。

参加費: 500円
(会場使用料、資料代等に充てます)

問合せ・参加申込
デモクラティック・スクールを考える会 高橋
TEL:019-662-1461(留守電あり)
E-mail:nobukotaka@nifty.com
*準備の都合上、お手数ですが1月27日(水)までに参加のご連絡をいただければ幸いです。

☆★☆ お知らせ ☆★☆
勉強会は全3回を予定しています。
(途中からの参加も可能です。)
第3回勉強会(2010年3月予定)
「デモクラティック・スクールの核心に迫る――天職への階段」

*詳細は未定ですが、これ以降も勉強会は開く予定です。
*出張勉強会:場所等をご用意いただければ、小さなお子さん連れで気軽に参加できる会も考えています。詳しくは、お問合せください。

大きな一歩

2009年12月6日(日)、盛岡で初めてのデモクラティック・スクール勉強会を開催しました。参加者は口コミで集まった13名、取材の新聞記者が1名でした。

今回は第1回目なので、デモクラティック・スクールとはどういうものかを知ってもらうために、まず、1997年に放映されたNHK・ETV特集「自由の中の全人教育」を上映し、アメリカのサドベリー・バレー・スクールの映像を見ていただきました。そのあとで、デモクラティック・スクール(サドベリースクール)の理念や特徴について説明をし、質疑応答・意見交換を行いました。

参加者の反応は、まだまだ分からない点が多いので、もっと勉強したい、という声が多かったと同時に、「興味深く聴きました」「共感する部分が多かった」「ワクワクしてきました」という前向きな感想がほとんどで、(主催者としては)とても励まされました。

質問としては、「日本の文化背景との相性は?」「安全の確保は?」「義務教育との関係は?」「コスト(授業料)は?」等、日本で具体的に実現するためのポイントが浮かび上がりました。次回の勉強会では、「日本におけるデモクラティック・スクールの実践」をテーマに、先輩スクールの活動から学んでいきたいと考えているので、これらの点についても、より深く議論ができるのではないかと思っています。

改めて参加してくださった皆さまにこの場を借りて心からお礼申し上げます。

第2回以降の勉強会の詳細は、決まり次第、このブログにも掲載する予定です。

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