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岩手のむかしばなし

余談ながら・・・

近頃、4歳の息子にせがまれて、毎日のように岩手のむかしばなしを読み語っています。お盆におばあちゃんにむかしばなしをしてもらったのが楽しかったらしく、「お話して」というリクエストに応えようというのがきっかけです。

3年前まで、私たち家族は、廃校になった山の中の小さな分校の傍にある、古い教員住宅に住んでいました。その校舎がいよいよ取り壊しになるということで、図書室に残されていた本の中から、何冊かをもらってきていたのです。その中に『岩手のむかしばなし』『とっておきのはなし』という2冊があったことを思い出し、ためしに読んで聞かせたところ、大のお気に入りになりました。

2冊とも昔ながらの語り口で書かれています。「・・・ずも。」「・・・たど。」と、たどたどしくも、岩手のことばで語ろうとするうちに、不思議とゆったりと穏やかな気持になることに気づきます。わらべうたにも通じる感覚です。

人びとが、歩くはやさで、平和に暮らしていた頃の情景が心に浮かびます。それは、そう遠くない過去であり、そう遠くない未来のことのようにも感じます。

人と動物たちとが、深い交流を持ちながら暮らしていたということを観じます。現実に何もないところに、こんなに生き生きとした物語は生まれないと思います。私も、山村で、現に生きている人の話として、キツネに化かされた話やカッパの子が生まれた話を聞いたことを思い出しました。その古い教員住宅に住んでいた頃は、毎晩のように屋根裏をネズミが駆け回っていました。

だれもが、動物や、植物や、鉱物を含めた地球の大きな家族の一人ひとりが、魂からやりたいことに思いっきり取りくみ、自分らしくありながら、お互いを尊重して共に生きる。出あいや創造の連続に、ドキドキ・ワクワクしながら、幸せに、平和に暮らす。そういう未来を創っていきたい、と強く願っています。デモクラティック・スクールは、その表現の一つです。遠くない過去、遠くない未来。そのために「今」を生きたいと思います。

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